英文は「主語」、「述語」の順番で文章を組み立て、後ろに目的語や補語が続きます。英語の文型は以下の5パターンに分類されます。 あらゆる英文は修飾語が沢山付いたどんなに複雑な文章であっても以下の5文型のいづれかの形に属します。

@ S(主語) + V(述語)
主語と述語のみで文が完結する、英語で最も単純な文型です。

I go.
私は行く。

目的語がないのでこの文からはどこへ行くのかは分かりません。しかし、文としては成立します。 このように動詞の後に目的語や補語を取らない(必要としない)動詞を完全自動詞といいます。

I went with my friend yesterday.
私は昨日友達と一緒に行った。

この例文では went の後に幾つか単語が並んでいつので、S + Vの文型ではないように見えます。しかしこの文型もS + Vの文型なのです。 実は went の後の語は目的語や補語ではなく、単なる修飾語です。どこへ行ったのかを示す単語が目的語となります。

(×)I'm eating.
私は食べている。

この例文はどうなるのでしょうか。この場合は進行形の文ですが I が主語で am eating が述語になります。しかしこの例文は誤りなのです。 eat という動詞は他動詞だからです。従って目的語を必要とします。

I'm eating a papaya.
私はパパイヤを食べている。

これで正しい文となりますが、目的語を取っているのでこの文型はS + V + O文型となります。

A S(主語) + V(述語) + C(補語)
The red signal turned blue.
赤信号が青に変わった。

People living in this town look happy.
この街に住んでいる人々は幸せそうだ。

turn や look は主語を説明する為の補語を取ります。

B S(主語) + V(述語) + O(目的語)
This wall requires repainting.
この壁は塗り替えが必要だ。

Everybody loves Micheal Jackson.
みんなマイケルジャクソンを愛している。

require や love は目的語を取ります。

C S(主語) + V(述語) + O(目的語) + O(目的語)
SVOO文型では主語に対して目的語が2つあります。

The clerk handed me changes.
店員は私に釣銭を手渡した。

「私」と「釣銭」が目的語です。SVOO文型では誰に与えるのか、「人」を先にもってきます。後の目的語が「もの」になります。 これを「もの」を先に、「人」を後にもってくる言い方に変えることができます。

The clerk handed changes to me.

changes を先にもってきました。me が後にくるわけですが、この時 to を補う必要があります。

Can you tell me your e-mail address?
メールアドレスを教えてもらえませんか。

D S(主語) + V(述語) + O(目的語) + C(補語)
His sudden death made us sad.
彼の突然の死は私たちを悲しませた。

She is conscious of me looking at her.
彼女はぼくが見ているのを気にしている。

My parents named me Jack.
両親は僕をジャックと名付けた。

上記に挙げた例文は第5文型(SVOC)です。C(補語)はO(目的語)の状態を表しています。 us sad → we are sad
me looking at her → I'm looking at her
me Jack → I'm Jack

S:Subject, V:Verb, O:Object, C:Complement

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