私たちは英文を作るとき、どうしても日本語的発想が拭えません。表現方法を知らないために、自分の知識で日本語から変換したような英語を話してしまいがちです。
そういった英語は非常に堅苦しい表現となってしまい、逆にネイティブスピーカーには通じなくなることもあります。
一般的に使われる表現方法を知っておけば便利ですし、楽に話せます。ここではこういった幾つかの例を紹介していきます。
話せば長くなる
「話せば長くなるんだけど・・・」さて、これをどう表現するのでしょうか?恐らくこう考える人が多いでしょう。
「もし話をすれば、長くなる」→ if I talk, it's long.
これはもっと簡単に It's long story で構わないのです。
直訳してしまうと「それは長い話です」となりますが、これで「話せば長くなるよ」という意味が充分伝わります。
間違い電話
電話番号を間違えてかけて相手が応答してしまった時、「間違い電話です」と言って謝罪します。この「間違い電話」を英語では何と言うのでしょうか。
日本語の感覚で考えてしまうと、「間違う」という単語を探してしまいます。
間違って電話をかけてしまったことから I called mistaken nubmer. のような英文を作ってしまいがちですが、実はもっと単純に表現できます。
I had a wrong number.
これで「間違い電話をかけた」という意味になります。正しくない(wrong)番号を持った(had)と言うだけでよいです。
私の情報
私の情報を警察に言わないで下さい。このような日本語があれば当然「私の情報」という部分は my information としてしまいがちです。
これでも誤りではありませんが、もっと簡単に表現できます。
Don't tell me to the police.
「私の情報」という部分は me 一語で問題ありません。
常識
日常会話でよく使う「常識です」というフレーズは英語では何と言うのでしょうか。知らない人は「常識」という単語を辞書で調べます。
すると common sense という語句が出てきます。そこで It' s common sense. としてしまいがちです。
直訳すれば「共通の感覚」という意味になり何となく分からないでもありませんが、「常識」という語を意味から考えると「誰でも知っていること」です。
Everybody knows that.
これで「常識ですよ」という意味になります。
学校が終わったら
何て言うのだろう、と迷うかもしれません。「〜たら」という日本語に惑わされると if my school is over なんて考えてしまうかもしれません。
学校が終わるということは即ち放課後ですね。 after school で問題ありません。
Why don't you watch the movie after school?
学校が終わったら映画を見に行きませんか。
〜をもっている人
あなたなら「黒いカバンを提げている人」や「眼鏡をかけた老人」などを英語でどう表現しますか。
関係代名詞で学んだように次のように表現しても間違いではありません。
A man who has a black bag
The old man who wears glasses
関係代名詞を使った表現ではいちいち who とそれに続く動詞が必要になります。
もっと簡単な言い方があります、何か持っている人や物を身につけている人の表し方として with を使う方法があります。
A man with a black bag
The old man with glasses
with は「〜と一緒に」や「〜を備えた」など一体化している様子を表すこともできる前置詞です。
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