This is an orange.
英語を習いたての中学生が授業中に先生から指名され英文を読む時、多くの生徒は「ディス イズ アン オレンジ」と発音するでしょう。
単語をそのまま発音すれば当然このようになりますがネイティブはこのようには発音しません。
ネイティブが発音すると「ディスィザノレンジ」のように聞こえます。
英語に限らず多くの言語では、リエゾンといって前の単語の子音と後の単語の母音がくっついて発音されることが一般的です。
日本人同士では「ディス イズ アン オレンジ」でも十分通じ合えますが、
やはりネイティブを意識してリエゾンした発音をすることを常に心がけましょう。
そして重要なことは普段からリエゾンし、ネイティブの発音の仕方を真似ているとリスニング能力アップの手助けになることです。
以下に紹介する発音はリエゾンのみならず、原形がかなり変化したネイティブの発音です。
末尾の t, d は発音しない
open it → オープニッ
not sure → ナッシュアー
that → ザーッ ※)the との聞き間違いに注意
but → バッ
around → アラウン
bed → ベッ
should be → シュッビー
understand → アンダスタン
ing で終わる単語の g は発音しない
king → キン
playing → プレイン
interesting → インタスティン
anything → エニスィン
a little bit → ア リル ビッ
little の tt は殆ど発音しません。また単語の末尾の t も殆ど発音する必要はありません。
重なる音は発音しない
can not → キャノ／ケノ
can の「ン」が消えます。not の t はやはり発音は不要です。
t +母音で t の音が r の音に変化する。
t で終わる単語の次に母音で始まる単語が続いた時 t の発音は r の音に変化します。
get up → ゲラッ（プ）
about it → アバウリッ
but I → バライ
what a → ホワラ
forget it → フォーゲリッ
not a → ナラ
just a → ジャスラ
詰まる音は発音しやすい形に変化する
give me → ギンミ
「ギブミ」なのですが v の発音の後に m の音は発音しにくい為、v の音は詰まります。
someone → サマン／サモン
h, th の音は落ちる
in here → イニア ※)near との聞き間違いに注意
here の h の音は完全に飛びます。in と ere がくっついて「イニア」という発音になります。
come here → カミアー
love him → ラビン
to him → トゥーィム
in there → イネア
call her → コーラー
take him → テイキム
help → ェルプ
文頭の母音を省略する
It's a → ッツァ
It の「イ」はあまり強く発音しません。完全に発音しないこともあります。t's と a はリエゾンし「ツァ」となります。
if I → ファイ
Excuse me → クスキューズミー
短い単語の音は劇的に変化する
of は「ア」と発音する
out of → アウタ（ダ）
これはちょっと驚く変化かもしれません。「アウトブ」なのですがネイティブが発音すると of は「ア」となるのです。
all of → オーラ
end of → エンダ
to は「ア」と発音する
want to → ウォナ
got to → ガタ／ガラ
take to → テイカ
have to → ハフタ
the は殆ど発音されず「ア」に聞こえる
in the middle → インナミドー（この「ナ」は殆ど聞こえないくらいの音）
母音が重なると音が短くなる
you are → ユァー／ヤー
I would → アィッド
how about → ハウバウ
「ハウアバウ」と発音すると「ウア」と母音が続き発音しにくい為、about の a は落ちます。
I am → アィム（ン）／アム（ン）
ll は 「ル」ではなく「ウ」
call me → コーミー
tell me → テゥミー
still working → スティゥ ワーキン
will be → ウィゥビー
wouldn't → ウンナ
you'll listen → ユーリッスン
Micheal → マイコゥー
wait a second → ウェイラセッ
I'll get over it → オーゲボリッ
help me → ヘウッﾐー
prefer → プッファー
I'm afraid not → フレイナッ
that'a all → ザツォー
is it → イスィッ
the man that we're looking for → ザメナールッキンフォー
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