ネイティブ表現
もちろん
学校教育で習う「もちろん」は of course です。しかしこの of course は「分かって当然である」、「当たり前のこと」という意味を含み少し相手に失礼な感じがあります。 会話でよく使われる「もちろん」は absolutery です。洋画やアメリカドラマを見ていると頻繁に耳にする言葉です。

Why don't you have a lunch with us? Absolutery!
私達と一緒にランチをご一緒しませんか。もちろんですとも。

いいねえ
「ヨーローッパに行くなら何カ国か周らない?」という問いかけに対して「いいねえ」と返すには何と言えば良いのでしょうか。 「いい」を good なんて日本語的発想は当然禁物です。こういう決まり文句は表現を知っておくしかありません。

Why not?
いいねえ。

why は「何故」、not は否定の意味です。直訳すると「何故だめなのか?」という意味になります。 「何故だめなのか」裏を返せば「だめな分けはない」→「良いに決まっている」即ち「いいねえ」という意味になるのです。 ところが why not は文字通り「何故いけないのか」という意味で使うこともあり、どちらの意味になるかは文脈から判断する必要があります。

You have no right to vote. Why not?
あなたはに投票の権利がありません。どうして。

Why don't you join us? Sure, why not?
君も私達と一緒にやらないかい。ええ、もちろん。

そうでもないよ
「そういうわけではありません」のように「はい」でも「いいえ」でもない微妙な答え方をしたい時があります。

You hate an onion? Not really.
玉ねぎは嫌いなの? いいえ、それほどでもないよ。

Oil stocks will crash in this weekend. Not exactly.
石油株は今週末に暴落するだろう。いや、そうでもないよ。

reaaly は「本当」、exactly は「確実に」という意味ですが前に not を付けることで弱い肯定を表せます。

畜生
失敗した時、腹立たしい時などについ口走ってしまうこの言葉は英語でもよく使われます。

Boston Red Sox lost in the game to New York Yankees by a score of 4 to 3. Damn it!
ボストン・レッドソックスはニューヨーク・ヤンキースに4対3で負けた。畜生!

Damn は本来「罵倒する」、「ののしる」、「駄目だと決めつける」など口惜しがる気持ちを表す動詞です。 Damn it はほとんど決まり文句です。また目の前にいる相手に対して「畜生!」と言う時は Damn you! と言うこともできます。

Damn it よりさらに軽蔑した、下劣な son of a bitch という表現があります。敵や憎しみを抱いた相手に対して発する言葉です。

ちょっと手伝って
人の手を借りる時、「ちょっと手伝ってくれない」みたいなことはよく言います。日本語でこう書くと英文にする時「手伝う」の部分を help を用いたくなります。 勿論 help を使うことは間違いではありませんが、ネイティブが日常で言う「手伝って」は次のように言います。

Give me a(your) hand.
手伝ってくれない?

お先にどうぞ
「〜どうぞ」とあるので Please 〜かと思いがちです。このような表現は決まり文句として覚えるしかありません。 代表的な言い方は2つあります。

After you.
Go ahead

After you は「私はあなたの後で構いませんよ」と順番を譲っています。Go ahead は「前へ進め」ということですが、これで「どうぞお先に」を表せます。

そんなバカな
予想外の時、あり得ないようなことに驚愕するような時に思わず口にするセリフですが次のように言います。

That's impossible!
そんなバカな(そんなことはあり得ない)。

impossible は不可能を表す語です。洋画やアメリカドラマでもよく耳にするので是非覚えておきましょう。

おごり
飲みに行く時に「今日はオレのおごりだ」なんてよく言います。何と言うのでしょうか。

It's my treat.
オレのおごりだ。

treat は「扱う」という動詞ですが、その他に「もてなし」、「ご馳走」などといった意味があります。

任せて!
「任せる」を和英辞書で引くと、何をどう任せるかによって使う動詞は様々です。「自然に身を任せる」、「想像に任せる」、「仕事を任せる」など。 いわゆる、自分がなんとかしてやろう、という意味の「オレに任せろ」は次のように言います。

Trust me.

本当だってば
さて、これはどのように言うのでしょうか。「本当」→ true や really などの発想は捨てなければなりません。

I swear.
本当だよ(嘘じゃないよ、信じて)。

swear は「神に誓う」という意味があります。人に怪しまれたり疑われた時に、自分が潔白であることを主張したいような場合に使えます。

やったじゃん!
何か偉業を成し遂げた後や、活躍した時の褒め言葉で「やったな!」などと良く言います。これは以外にも日本語からの発想そのままです。 「やった」は do の過去形 did です。これをそのまま使って以下のように表現します。

You did it!
やったじゃないか!

did の後ろには形式的な it を補います。具体的に成し遂げた事柄を it という代名詞で表すのです。

落ち着いて
日常で頻繁に使われます。2通りの言い方があるのでそのまま覚えて下さい。

Easy! あるいは Take it easy.
Calm down.

Calm には「気を静める」、「平静な」といったような意味があります。これに down を付けて「落ち着けよ」という意味になります。

だから何?
これは日本語の感覚でそのまま考えれば良い表現です。 「だから」so、「何」what をくっつけてそのまま So what? これで「だから何なのさ?」、「だから何?」という意味になります。


Copyright 2009. All rights reserved.