無生物主語
文の主語は通常、「私」や「あなた」、「犬」のように人や動物です。しかし人や動物以外のものが主語になることがしばしばあります。 例えば、次のような日本語を英文に置き換える時、何を主語にすれば良いでしょうか?

新聞にその事件の記事が書いてある。

この日本語の述語は「書いてある」の部分です。一方、主語は「事件の記事」です。このように考えると次のような英文を考えてしまいがちです。

An article of the case writes on the newspaper.

しかし、この英文は誤りです。記事が書くのではありません。記事を書くのは新聞記者です。しかし文中に「新聞記者」という語句は登場しません。 そこで、人でも動物でもない「物」、即ち「新聞」を主語にするのです。新聞を主語にすれば動詞には何を選択すれば良いのでしょうか?答えは次のようになります。

A newspaper says about the article of the case.

「say」を用いて「新聞が言う」という形で「新聞に書いてある」と表現できるのです。このように人や動物でない「物」を主語にすることを「無生物主語」と呼びます。 それでは無生物主語の他の例を見ていきましょう。

Listening music makes me happy.
私は音楽を聴いていると幸せだ。

A computer saves us lots of times.
コンピュータのおかげで時間を短縮できる。

Time will show that the fact finds out.
時が経てば真実が明らかになるだろう。

What will become of people living in tokyo if a huge eathquake strikes.
もし大地震が起こったら東京の人々はどうなるのだろうか。

The game kept the boy amused.
少年はそのゲームをずっと楽しんだ。

The signboard can read "now on sale".
看板には"売り出し"と書いてある(看板は"売り出し"と読める)。

Watching american dramas helped me to improve the ability of listening english.
アメリカのドラマを見て英語のリスニング能力が向上した。


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